病院の概要

理事長挨拶

埼玉医科大学は、4つのキャンパス(毛呂山キャンパス、川角キャンパス、川越キャンパス、日高キャンパス)からなり、その4番目のキャンパスとして日高キャンパスは埼玉県日高市にオープンしました。埼玉医科大学保健医療学部(教育部門)、埼玉医科大学ゲノム医学研究センター(研究部門)、埼玉医科大学国際医療センター(診療部門)から構成されています。
その構想は、「埼玉医科大学 夢21プロジェクト」から萌芽し、ゲノム医学研究センターの2001年6月の開所からスタートし、その後、2006年4月に新設学部の保健医療学部校舎が竣工し教育を開始しました。また、2007年4月の埼玉医科大学国際医療センターの開院で開花する一大プロジェクトです。

理事長 丸木清之

ゲノム医学研究センターは、遺伝子研究を遺伝子の構造と機能の基礎研究から病態生理並びに遺伝子治療、再生医療まで含む基幹研究部門とプロジェクト研究チームとの共同により行います。臨床と直結した共同研究、また企業との共同研究の場として研究施設を提供します。このことにより本学の医学研究を活性化させ水準を挙げ国際化を推し進めることを意図しています。

保健医療学部は、21世紀の新しい医療を実践する患者さん中心の安心できる医療技術者を養成するために開設しました。看護師・保健師を養成する看護学科、臨床検査技師・食品衛生管理者など多様な資格が取得できる健康医療科学科、臨床工学技士を養成する医用生体工学科、理学療法士を養成する理学療法学科の4つの学科で構成されています。

国際医療センターは、その名に相応しい質的に極めて高いレベルの医療を提供し、「世界と対話し、世界をリードする埼玉医科大学」を目指し、基本的なコンセプトはグローバルスタンダードです。心臓病センター、包括的がんセンター、救命救急センターからなり700床の病床を持ち、高度先進医療を提供します。各センターは機能的にはCenter of Excellence(COE)です。

これらの3施設は独立した施設ではなく、有機的に連携し日高キャンパスを構成し、また、各キャンパスも同様に連携し埼玉医科大学を構成しています。埼玉医科大学は、各施設、各キャンパスの有機的連携と結合により教育・研究・診療を実践しています。