「この病院で治療(看護)を受けることが出来て良かった」と、患者さんやご家族に心から思っていただける看護を提供する。
これが、看護部理念の根幹となります。そのために、環境を整備することが私の看護部長としての役割であると考えています。
良質で満足度の高い看護を提供するためには、継続教育を充実させ、専門職としての深い知識と確かな技術、そして相手の気持ちを慮ることが出来る人間性を育成する必要があります。患者さんの苦痛を感じ取り、想いを察し、患者さんの気持ちに寄り添える看護師の育成に取り組んでおります。
また、当院にはQMC(クオリティー・マネジメント・センター)があります。自分たちが本当に患者さんにとって、安全で安心な満足度の高い医療が提供できているのか、指標を基に「質」を客観的に評価し、検証し、分析し、指導をする、「改善する仕組み」があります。その仕組みを活用し、看護実践の質向上に取り組んでおります。
看護の仕事は、患者さんやご家族との関わりや体験を通して、人として成長できる素晴らしい仕事です。当センターでは、患者さんの笑顔を大切に、そして患者さんを笑顔にできる看護師が働いています。
私たちは一人ひとりを尊重し、良質で満足度の高い看護を目指します
日本看護協会認定の専門看護師・認定看護師、学会認定の資格を有する看護師が、患者さん・ご家族に対応します。不安や悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。
予約制になります。ご希望の方は、医師・外来看護師にお話し下さい。内容について詳しく知りたい方は、担当がうかがいますので、外来受付に声をかけてください。
2012年に埼玉医科大学大学院看護学研究科を卒後し、がん看護専門看護師の認定を受けました。現在、外来化学療法室に勤務し、がん薬物療法を受ける患者さんの意思決定支援や副作用マネジメントに関わっています。また、看護研究の支援や臨床研究看護の充実に向けて取り組んでいます。
患者教育
役割:救命救急センターICU所属。補助循環や人工呼吸器など生命維持装置が装着され、臓器サポートが必要な患者と家族に対して最善のチーム医療が提供されるように支援しています。また、院内横断的な役割として、呼吸サポートチーム(RST)や心停止などの急変を未然に防ぐRapid Response Teamの活動もあります。
患者さんの呼吸と人工呼吸器の設定が合っているか看護師へ指導している
私は高度急性期病院において患者さんやそのご家族が身体疾患の治療を円滑に受けられるよう、精神科リエゾンチームに所属し精神面のサポートを行っています。またより良い治療環境提供のため部署スタッフと協働し、必要な治療・ケアの提案や多職種間の連携・調整等も行っています。
精神科リエゾンチームカンファレンス
乳がん看護認定看護師は、乳がん治療の知識をもち、患者さんやご家族が自分らしい生活を過ごすことができるようサポートしていく役割があります。乳がんは、家庭や仕事、子育て、介護など忙しい年代の方が罹患されます。乳がんサバイバーとして生きていく患者さんのパートナーとして共に歩みながら、支援をしています。
患者教育
私の使命は、患者および職員の医療関連感染をできる限り少なくすることです。科学的根拠に基づいた感染対策が、確実かつ継続的に実践されるために、組織横断的に活動し、現場をサポートしています。COVID-19感染対策は、院内だけではなく、クラスター発生施設へ出動し、支援を行っています。
感染対策チームカンファレンス
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、急性期の重篤化回避のケアやモニタリング、脳卒中による何らかの障害があっても生活が再構築できるよう支援する役割があります。早期からの廃用症候群予防の実践や脳卒中の発症・再発予防に関する指導を行っています。
排尿ケアラウンド
私の活動は、多大なる組織の理解を得て救急患者に対するケアを提供する部署に拠点を置き、指導医のもと人工呼吸器の設定変更や離脱、動脈ラインの留置などを行っています。また、救急車で来院した患者の問診、身体診察など医師と協働して行い決定的な治療につなげています。
指導医との打ち合わせ
看護専門外来とは、専門、認定看護師がそれぞれもつ特定の看護分野の中で、患者さんやご家族に対して専門的にケアを行う外来です。主な外来は、緩和ケア外来やリンパ浮腫ドレナージ外来、ストーマケア外来、がん看護外来などがあります。
乳がん看護外来
子どもへがんをどのように伝えるか相談にのっています
リンパ浮腫ドレナージ外来
上肢に浮腫がある患者さんへリンパドレナージをしています
ストーマ外来
ストーマの手術をする患者さんへストーマについて説明しています