褥瘡(じょくそう)とは、「とこずれ」とも呼ばれ、寝たきりの状態(全身麻酔の手術を含む)や長時間車いすに座り続けることで発生しやすくなります。
褥瘡対策チームは、「寝たきり」の状態の方々に対する褥瘡予防対策を行い、褥瘡が有る場合にはなるべく早く治癒するように、またなるべく再発しないように環境を整えていくチームです。専任の医師と専任看護師、褥瘡管理者、薬剤師などの多職種が協働して活動しています。
定期的にチームカンファレンスや褥瘡回診を行い、専門的な立場で積極的に意見交換を行って、より良い医療の提供につなげています。
医師 | 形成外科3名 皮膚科2名 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 2名(1名が褥瘡管理者) |
看護師 | 4名(院内認定褥瘡ケアコース修了者) |
理学療法士 | 1名 |
栄養士 | 1名 |
薬剤師 | 3名 |
医療事務部門 | 2名 |
作業療法士 | 1名 |
月2回各部署への褥瘡予防回診を行い、その部署の褥瘡対策の問題点へ介入するとともに、医療用テープ類、創傷被覆材などの管理状況の確認、体圧分散マットレスの点検なども行っております。
褥瘡を有する入院患者さんのもとへ週1回褥瘡回診を行い、褥瘡の原因、対策について病棟スタッフも交え多職種でカンファレンスを行って、より良い褥瘡の治療やケアを提供できるよう活動しています。
月1回開催し、院内における褥瘡保有率や発生状況と経過の把握を行っています。また、必要な体圧分散マットレスや治療、ケアおよび褥瘡対策に関する問題点について検討しています。さらに、褥瘡に関する勉強会を開催し、自部署に持ち帰って病棟スタッフへの教育に活かしています。