2015年1月に策定された新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)で、高齢者の増加に伴い、認知症を専門としない医療機関においても、認知機能の低下がみられる方の行動・心理症状や身体合併症への適切な対応を求められるようになりました。
それに対応すべく、当院では2017年4月に、医師、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種で構成した認知症サポートチーム(以下、チーム)を設立し、認知機能の低下がみられ、支援が必要と判断された方のサポートを病棟スタッフと共に行っています。
チームで定期的に病棟を巡回し、各部署に配置されている認知症ケアリンクナースを中心とした病棟スタッフと共にサポ―ト対象となった方のカンファレンスを開催し、ケアの方法や環境調整、薬の調整、退院後の生活支援などについて検討しています。また、職員に向けて認知症についての知識向上のため、認知症についてのオンライン学習、認知症ケアに関する勉強会、認知症ケアマニュアルの作成などを行なっています。
60名 (病棟・外来に配置 ※小児病棟等除く) 2023年12月時点