糖尿病はインスリンの作用不足による、慢性高血糖状態を主徴とする代謝疾患群です。
大きくは1型糖尿病と2型糖尿病に分けられますが、そのほかにも他の疾患による影響や薬剤などにより高血糖状態が引き起こされる場合があります。
埼玉医科大学国際医療センターでは、心臓血管外科の手術など勢力的に施行されていますが、その約半数の患者さんが糖尿病を合併しています。また心筋梗塞、脳卒中の患者さんも糖尿病を合併していることが非常に多いです。
血糖コントロールが不良だと、感染に弱くなってしまったり、傷の治りが悪くなることがあり、手術が出来ないことがあります。
他にも、がんの治療で、ステロイドを使用したり、抗がん剤の中にも血糖を悪化させてしまう薬があるため、血糖コントロールを内分泌糖尿病内科が協力し、治療にあたっています。
がん、心臓病、脳卒中等で加療中の入院・外来の糖尿病患者さんに対し、担当医からのコンサルテーションの依頼に基づき、各種の専門職からなる糖尿病専門チームが担当医等と協働して適切な血糖管理、療養指導を行っています。