診療部門のご案内

栄養部

栄養部は、入院患者さんの栄養状態を把握し、適切な栄養管理・食事提供を行うことにより、患者さんのご快癒に役立つようにお手伝いしております。又、治療の一環として必要な方には、栄養相談(個人指導)も承っております。
栄養部の業務は、臨床栄養管理業務及び給食管理業務に大別し実施しております。

栄養部業務
栄養部業務内容・栄養部スタッフ
栄養指導業務
個人指導 個人栄養指導件数
食事提供業務
食数と食事の種類・食事提供時間・食事の特徴・有料特別メニュー
食事の種類名称と食数

 
具体的な内容は、下記をクリックして下さい。

 
栄養部業務 栄養指導業務 食事提供業務


栄養部業務

■栄養部業務内容

臨床栄養管理
栄養管理業務(多職種共同で実施)

  • 栄養計画書作成(入院・退院・再評価)
  • チーム医療への参加
    栄養サポートチーム、呼吸ケアチーム、褥瘡対策チーム、HDサポート
    緩和ケアチーム、糖尿病専門チーム、ブレストケアチーム、リンパ浮腫チーム など
    ※ チーム医療の活動詳細に関しては、各チームのページをご参照下さい。

栄養指導業務

  • 個人指導(消化器外科・心臓疾患・糖尿病・腎臓病など)
    ※ 栄養指導は、医師の指示に従い行っております。ご希望の方は、医師とご相談下さい
給食管理
給食管理業務

  • 献立作成
  • 材料集計・発注・食材納品
  • 調理・配膳(上膳・下膳)
  • 食器洗浄・消毒
  • 食事調査
  • 給食に関する会議
  • 検査書類・献立の確認・食数管理
  • 厨房機器類・衛生管理 など

■栄養部スタッフ

病院職員
医師 1名(兼任)、管理栄養士 13名、非常勤管理栄養士 4名
合計 18名(非常勤職員4名含む)
【資格取得】

  • 日本臨床栄養代謝学会認定医・指導医 1名
  • 病態栄養認定管理栄養士 2名
  • 栄養サポートチーム専門療法士 1名
  • がん病態栄養専門管理栄養士 2名
  • 栄養経営士 1名
  • がん専門認定管理栄養士 1名
  • JDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)リーダー 1名
給食委託会社
管理栄養士・栄養士・調理師・調理補助・総合職  69名


栄養指導業務

■個人栄養指導

栄養指導は、厚生大臣が定める特別食を医師が必要と認めた者に対し、管理栄養士が医師の指示に基づき、患者さんごとにその生活条件、嗜好を勘案した食事計画案などを必要に応じて交付し療養のための必要な栄養指導を行います。
 
厚生大臣が定める特別食は

腎臓食、肝臓食、糖尿病食、胃潰瘍食、貧血食、膵臓食、脂質異常症食、痛風食、フェニールケトン尿症食、楓糖尿症食、ホモシスチン尿症食、ガラクトース血症食、治療乳(直接調整するもの)、無菌食、小児食物アレルギー食、特別な検査食(単なる流動食及び軟食を除く)

 食事療法は治療のひとつです。そのため、医師の指示に基づき管理栄養士が指導を行なっています。

 
○予約制

個人栄養指導は予約制です。電話での栄養相談はお受けしておりません。ご希望の方は医師にご相談下さい。

 
○指導日・時間:月曜日~土曜日(日曜日・祝日を除く) 1枠20~30分間

入院栄養指導 15枠 9時~14時30分の間
外来栄養指導 6枠  9時~14時30分の間

 
○場所:入院患者さん → 病棟説明相談室またはベッドサイド

心臓病・脳卒中センター通院患者さん → A棟2階説明相談室または診察室
包括的がんセンター通院患者さん → E棟2階説明相談室またはF棟2階通院治療センター
※呼び出し機でお呼びします。

■個人栄養指導件数 指導延べ件数(件)推移

                                     

                                     

指導病名 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
糖尿病 560 644 650 664 614
心臓疾患 868 691 421 310 234
脂質異常症 47 43 62 59 67
腎臓疾患(透析含む) 100 81 38 56 66
肝臓疾患 5 24 19 21 17
高血圧症 148 143 128 107 35
消化管術後 896 949 988 928 965
肥満症 57 59 78 98 118
胆・膵臓病 12 11 5 1 12
悪性腫瘍※1 1535 1654 1762 1436
その他 1313 0 18 27 15
合計 4,006 4,180 4,061 4,033 3,579
※1 平成30年度より悪性腫瘍を別途集計開始した。

 


食事提供業務

 当院の栄養部は医師の指示に基づき、患者さんの病態、年齢、性別に合わせた食事を提供しています。

■食数と食事の種類

食事は医療の一環として提供されるべきものであり、それぞれの患者さんの症状に応じて必要とする栄養量が与えられ、食事の質の向上と患者サービスの改善を目指して行われています。
お食事の提供は、喫食調査や必要に応じて他職種と相談し食事の調整を行います。
食数は1食あたり約500食、1日あたり約1,500食を提供しています。(令和2年8月現在)

令和3年4月~令和4年3月  1ヶ月あたりの平均食数
食事の種類名称 食数(食) 食事の種類名称 食数(食)
常食 13,018 エネルギー調整食 9,941
かゆ食 4,286 たんぱく質調整食 182
術後食 2,827 透析食 638
5分粥食 547 脂質調整食 274
流動食 912 幼児学童食 1,003
濃厚流動食(経口) 259 離乳食 91
濃厚流動食(経管) 5,526 調乳 821
嚥下障害食 1,412 有料特別食 124
検査食 91 その他 3,064
術前食 121 45,037
参考:欠食 15,326

■食事の提供時間

朝食は7:30頃、昼食は12:00頃、夕食は18:00以降に提供しています。

■当院の食事の特徴

年齢・性別・体格を考慮した食事提供、各病態のガイドラインに沿った食事提供を行っています。
当院の献立は四季に合わせたサイクルメニューです。
調理方法はクックチルシステムで、温冷配膳車を使用しています。
食器はメラミン等を使用しています。

 

緩和ケア食(アラカルト食)について

【 アラカルト食の主な品目 】
37品目の中から3品を選択して頂き、食事を提供しています。

【主 食】
ごはん物、麺類、パン類など
【副 食】
肉や魚などメインのおかずなど
【デザート類】
果物、シャーベット、ジュースなど

病院行事食献立例紹介

【体育の日 献立】

コーンバターライス
鰆(さわら)のグラタン風焼き
彩り野菜のマリネ
トマトポトフ
ワインゼリー

【子供の日 献立】

<わかば食のイベント>
錦糸卵の上にお内裏様とお雛様を模ったご飯
ハンバーグ
ブロッコリー添え

【イベント B棟2階ポスター掲示】

■有料特別メニュー

○申込方法:主治医同意の上、申込書の記入。詳細は病棟掲示を参照してください。
○提供日:毎日 昼食・夕食
○料 金:標準負担額+追加負担額330 円
○提供内容:
 献立内容は適宜変更されます。病棟に掲示されているメニュー表をご参照下さい。
 禁止食品や食物アレルギー、食形態(きざみ食など)の対応は出来ませんので、ご了承ください。

日曜日 月曜日 火曜日 水曜日
昼食 ビビンバ丼 バンバン
ジーめん
麻婆豆腐 たらこクリーム
スパゲッティ
夕食 天重 フカヒレあん
かけ炒飯
鶏釜飯 鶏唐スイート
チリソース
木曜日 金曜日 土曜日
昼食 穴子ちらし
寿司
五目あんかけ
焼きそば
天ぷらそば
夕食 デミグラ
ハンバーグ
エビフライ
カレー
ロースかつ丼

 

●食物アレルギー・宗教上の対応が必要な方へ

 当院では、食物アレルギーや宗教上の禁止対応が必要な方に対して以下のとおり対応します。

  • 食材の使用範囲について質問表に記載頂き対応が必要な場合は、ご本人と相談し食事提供を行います。
  • 禁止対応食品が複数ある場合は、通常のメニューと異なりますのでご了承お願いします。
  • 食物アレルギーや宗教上の対応が必要な方への専用の調理施設は設けておりません。共有のスペースでの調理となります。
  • ハラルミートは、取り扱いを行っておりませんのでご理解頂きますようお願いいたします。

 
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