当センターでは、患者さんが日常生活を送りながらがん薬物療法をしっかり行えるようにスタッフ一同で万全な体制を築き、外来での治療に力をいれております。
当院の外来化学療法室は平成19年に開設され、1日平均約120-130件、年間で19000件の抗がん剤治療を行っておりますが、令和4年7月にF棟開設に伴い日本有数の規模を誇る外来化学療法室の運営を開始しました。抗がん剤を行う件数は当院開設以来、年々増加しており、近年では免疫治療など新しい薬剤が臓器横断的に使用されるようになっています。外来化学療法室で治療している疾患は、胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、子宮がん、卵巣がん、悪性リンパ腫、頭頚部がん、腎臓がんなどです。各診療科と連携を取りながら、患者さんが安全に質の高い治療が受けられるよう日々改善に努めており、がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師を含む専門看護師と専任薬剤師により専門的できめ細かい対応をしております。抗がん剤治療に伴う患者さんの不安を最大限取り除き、安全かつ世界最高水準の治療をお届けできるよう日々の研鑽と謙虚な気持ちを常に意識して運営しております。疑問、要望、ご指摘など気が付いたことがあれば何でもご意見をいただくことで、よりよい外来化学療法室になることを確信しております。どうぞ遠慮なくお声がけください。満足度の高い治療をお約束します。
受付後、予約時間順に薬剤師が治療薬の調剤を行います。治療薬の準備ができたら治療開始となります。混雑時には待ち時間が長時間発生することがあります。
安心して外来がん薬物療法を受けるために、外来化学療法室の看護師による看護相談を設けています。初めて外来化学療法をご利用になる方、入院治療から外来治療となる方が対象です。主に、医師・メディカルスタッフからの依頼により予約制で対応しています。
看護相談の内容
医師、薬剤師、看護師、ソーシャルワーカーなど多職種でのカンファレンスを開催しています。
安全な外来がん薬物療法を推進するために、外来化学療法室の薬剤師による薬剤相談を設けています。
外来化学療法室をご利用されている方が対象です。
お薬の副作用やその対処方法、相互作用など、お薬のことでお困りの方は医師・メディカルスタッフまでお声がけください。
近年抗がん剤の調製は従来の薬剤師による調製だけでなく、ロボットによる調製が行われています。
当院では抗がん剤自動調製装置APOTECA chemoというロボットを国内で初めて2台導入しています。
ロボットを使用することで正確な調製を行うことはもちろんですが、患者さんへのお薬の指導や関連職種との連携に薬剤師が力を入れることができます。これらにより、がん化学療法の質の高い医療を目指しています。
外来化学療法室 室長
外来化学療法室 副室長
外来化学療法室 副室長
外来化学療法室 副室長
看護師 看護師長・所属長
看護師 主任
看護師 主任
薬剤師 主任