サルコーマ(肉腫)は一般的に四肢に多く発生する悪性腫瘍で、がんの一種です。数ヶ月あるいは数年前より太ももにしこりがあり、徐々に大きくなって来たので病院へ行ったら肉腫と診断されたという場合が一般的です。痛みを伴うことが少ないのでなかなか気づきにくいのも特徴です。発生数も少ないので希少癌あるいは忘れ去られた腫瘍とも言われていました。
一方種類は多く、そのため一般の病院でこれら各々を経験し専門家となることは不可能です。また、これらの診断、治療法も複雑で、半数は四肢以外にも発生することが分かってきました。
埼玉医科大学国際医療センターの包括的がんセンターにおいては、この稀な疾患に対して関連専門家が共同し診断、治療、研究をおこなう組織としてこのサルコーマセンターを2015年に発足させました。この組織は骨軟部腫瘍科、病理診断科、放射線腫瘍科、小児腫瘍科、頭頚部腫瘍科、消化器外科、呼吸器外科、希少癌科、画像診断科、支持医療科、薬剤部など多くの関連部門職員が参加し協力して診断、治療、研究に携わっています。
肉腫診療数 431例
肉腫手術数 331例
(2008年4月より2018年7月まで)
サルコーマセンター委員
委 員 長 | 鳥越 知明 (骨軟部組織腫瘍科) |
副委員長 | 畝川 芳彦 (腫瘍内科・消化器腫瘍科) |
委 員 | 佐伯 俊昭 (乳腺腫瘍科) |
藤原 恵一 (婦人科腫瘍科) | |
濱口 哲弥 (腫瘍内科・消化器腫瘍科) | |
中平 光彦 (頭頸部腫瘍科) | |
安田 政実 (病理診断科) | |
野田 真永 (放射線腫瘍科) | |
城武 卓 (泌尿器腫瘍科) | |
渡邊 温子 (小児腫瘍科) | |
塩井 厚子 (患者支援センター) | |
濱口 由美子 (B棟6階病棟) | |
玉木 秀子 (通院治療センター) | |
高山 俊輔 (薬剤部) | |
鈴木 真弓 (リハビリテーションセンター) |
(2022年4月現在)
サルコーマセンター・カンファレンス
月に1度、委員と担当医が集まり合同カンファレンスをしています。後腹膜、顔面骨など多科との共同作業を必要とする疾患の診断、治療法、治療結果を検討し患者さんに最も良い医療を提供できるよう努力しています。
受診・セカンドオピニオンなどお問い合わせ
埼玉医科大学国際医療センター 骨軟部組織腫瘍科・整形外科の外来をご受診ください。
毎週月曜(午後)、水曜(午前) 担当医:矢澤康男、鳥越知明
サルコーマセンター長、教授
副委員長、教授
病院長、教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
講師
患者支援センター
B棟6階病棟
通院治療センター
薬剤部
リハビリテーションセンター