・対象疾患について
当科は、尿路および男性生殖器の悪性腫瘍を専門とし、診断から治療まで一貫して対応しています。対象となる疾患は、腎臓がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、精巣がん、前立腺がん、後腹膜腫瘍などです。これらが疑われる場合も診療を行っています。例えば、症状がなくても前立腺特異抗原(PSA)の値が異常(通常4ng/ml未満)であったり、痛みのない血尿がみられたりする場合には、がんの可能性が考えられます。そのため、さらなる検査をお勧めしています。
・診断と治療について
患者さんの全身状態、ご家族のサポート、社会的背景などを考慮し、一人ひとりの病状やニーズに合わせた最適な診断方法と治療法を選択しています。前立腺がん、腎がん、膀胱がんなどには、腹腔鏡手術やロボット支援手術「ダヴィンチ」を活用し、高精度な手術と回復期間の短縮を実現しています。また、進行性・転移性がんに対しては、遺伝子診断を用いた治療や、免疫チェックポイント阻害剤、抗体薬物複合体などの最新の薬物療法を積極的に取り入れています。
専門分野としては前立腺がんに対しては手術、放射線、化学療法すべてのあらゆる様式を治療手段として用いており、患者さんのニーズや病状にあわせて最適の治療を提供致しております。膀胱がんには内視鏡手術はもとより、進行型に対して膀胱全摘術を余儀なくされる患者さんには、術前化学療法を行い優れた治療成績を得ております。その後も尿路再建法として新膀胱造設術といってご本人の小腸を使って作った新しい膀胱から尿道を経て排尿することも可能です。腎臓がんに対しては積極的に腹腔鏡手術を行い、早期退院を目指しています。また、小径腎がん(比較的小さな腫瘍)のケースに対しても腹腔鏡手術を適応開始しております。いずれにしましても、診断時には進行型を呈していることが多いのが現状です。まずはご相談ください。
腎臓がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、精巣がん、前立腺がんと後腹膜腫瘍を対象としておりますが、もちろんこれらが疑われる場合も対象になります。例えば検診で前立腺特異抗原(PSA、一般的には4ng/ml未満が正常)が異常高値を指摘された場合は是非更なる検査が必要です。過去8年間の統計でPSA高値の患者さんの約50%に前立腺がんが見つかっております。血尿も要注意です。膀胱がんにかかっても通常は特に症状はありません。時折、尿に血が混じる程度ですので、そのサインを見逃さないでください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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初診 | 金子 剛 | 梅澤 佑太 | 藤原 信之介 | 萩原 正幸 | 城武 卓 | -- |
午前 | 金子 剛 | 梅澤 佑太 |
小山 政史 藤原 信之介 |
萩原 正幸 | 城武 卓 | 交代制 |
午後 | 金子 剛 | 梅澤 佑太 | 藤原 信之介 | 萩原 正幸 |
城武 卓 ステント外来 |
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当科では、初診を【月曜日から金曜日】のみに受け付けております。必ず事前に予約をお取りいただいた上でご来院ください。
また、原則として紹介状または診療情報提供書をお持ちでない場合は初診をお受けできません。円滑な診療を行うため、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、緊急性が高い場合は、即時対応いたしますので、事前にお電話にてご連絡をいただけますようお願いいたします。
われわれは患者さんならびにご家族にとって、より効率的かつ質の高い医療を提供するためには地域連携が不可欠であると考えています。原則として治療後の患者さんは紹介元を中心とした近隣施設でのフォローアップをお願いし、一方で急性期患者に対し迅速に対応できるように努力してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
診療部長、教授
教授、副診療部長、副医学部長
准教授
講師
助教
助教
助教
助教
助教
助教
非常勤医師
非常勤医師
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小山 政史 藤原 信之介 |
萩原 正幸 | 城武 卓 | 交代制 |
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