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小児心臓外科

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2016年11月に補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」植込み手術を行いました。術後経過は順調です!

小児科と外科が一体となったチーム医療 ー 小児心臓科と小児心臓外科の協働

 わたしたち小児心臓外科は、小児心臓科とともに生まれつきの心臓病(先天性心疾患)の治療をおこなっています。小児心臓科の診断のもとに、両者が治療方針を議論・決定し、小児心臓外科が手術治療を行います。当院の小児心臓科はカテーテル治療を得意としており、手術よりカテーテル治療が適していると判断することもあります。このように小児心臓科と密に連携し、どのような先天性心疾患に対しても、いつでも治療ができる体制を整えています。

小児心臓外科作成のホームページはこちらをご覧下さい。

重症先天性心疾患に対する外科治療 ー 胎児診断と新生児医療の進歩

 生まれた直後(新生児期)から治療を必要とする先天性心疾患※があります。このような複雑な心疾患に対する手術症例が多いのが当院の特徴です。その理由のひとつは、胎児診断を受けた赤ちゃんの受け入れが増えていることです。

 胎児診断とは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる妊娠中から超音波(エコー)検査で何か病気がないか見つけることです。超音波(エコー)検査の技術の進歩によって、生まれる前から心臓の詳しいことがわかるようになりました。

 埼玉医科大学では、大学病院(毛呂山町)や総合医療センター(川越市)をはじめとした埼玉県の広域において、積極的に胎児診断を行っています。もし心臓病が見つかった場合は、お母さんと赤ちゃんにとっていかに出産を安全に行うか、生まれたあとの赤ちゃんにいかに素早く適切な治療を始めることができるか、あらかじめ計画することができます。わたしたちはそうした赤ちゃんをいつでも受け入れています。

※生まれた直後の新生児期に手術治療が必要な心臓病:左心低形成症候群、完全大血管転位症、総肺静脈還流異常症、単心室症、大動脈縮窄症、肺動脈閉鎖症、三尖弁閉鎖症など

 

ハイブリッド手術 ー 外科手術とカテーテル治療を組み合わせた治療

 広い意味での「手術」には、胸を開ける「外科手術」と胸を開けない「カテーテルによる血管内手術(カテーテル治療)」があります。わたしたちは赤ちゃんにとってどちらの治療が適しているかをよく考え、選択肢をお示しします。そして疾患によっては、これらを組み合わせて同時に行う複合手術(ハイブリッド手術)を行うこともあります。ハイブリッド手術の利点は、生まれてすぐの新生児期に手術が必要な赤ちゃんにとって、身体への負担を最小限にできることです。生まれて間もない新生児は身体のつくりが未熟であるため、この時期に人工心肺(体外循環)を使うような大きな手術を避けることに利点があります。

※ハイブリッド手術の例:身体の循環が動脈管開存に依存した心臓病(左心低形成症候群など)や小さい大動脈弁の発育を待つ場合に行われます。ハイブリッドステージ1(Hybrid stage 1)手術とも言われます。

※人工心肺(体外循環):心臓手術に欠かせない装置で、心臓の動きを止めて手術をする間、全身の血液の流れをまかないます。その一方で全身のむくみや炎症を引き起こすことが赤ちゃんの負担になります。

 

成人先天性心疾患

 こどもの頃に手術を受けた患者さんのなかには、大人になってから再手術が必要となる方もいます。また、大人になってから生まれつきの心疾患が見つかる場合もあります。こうした方々の診断・治療も、小児心臓科だけでなく、心臓内科(成人の心臓病治療を担当)と協力して行っています。

 

小児に対する補助人工心臓

 臓器移植法の改定※1(2010年)により、日本でも小児の心臓移植への道が開けました。これにより、心臓移植以外に治療方法のないお子さんも日本で心臓移植ができることになりました。こうした心臓移植を待つお子さんのために「橋渡し治療(bridging therapy)」として補助人工心臓※2 が必要なことがあります。また、最近の補助人工心臓の性能の向上により、「橋渡し治療」としてだけでなく、心機能の最も悪い時期を乗り切って取り外すことができたり、装着したまま何年にも渡って普通に近い生活を送ることができる可能性があります(Destination therapy)。

 

※1 臓器移植法の改定:本人の意思が不明の場合に家族の承諾があれば、脳死における臓器提供ができるようになりました。これにより15歳未満の方の脳死での臓器提供が可能となりました。

※2 当院では、小児用 Berlin Heart EXCOR(ベルリンハート エクスコア)を導入しています。

 

対象疾患

●外科手術が必要な先天性心疾患(成人先天性心疾患も含む)はすべて対象となります。

心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、ファロー四徴症、心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)、完全大血管転位症、肺静脈還流異常症、左心低形成症候群、修正大血管転位症、単心室症(三尖弁閉鎖症を含む)、両大血管右室起始症、肺動脈閉鎖症、弁疾患(弁狭窄、弁逆流)、大動脈縮窄症、大動脈弓離断症、動脈管開存症、エプスタイン奇形、総動脈幹症など

●先天性心疾患以外では重症心不全(拡張型心筋症、心筋炎など)、心臓外傷、心臓腫瘍などが含まれます。

 

外来医師診療表

 
初診

枡岡 歩

(午後)

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鈴木 孝明

(午前)

保土田 健太郎

(午前)

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午前
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鈴木 孝明

保土田 健太郎

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午後

枡岡 歩

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実績

診療実績

年間150例以上の手術を行っています。新生児期(生後一ヶ月まで)での手術が全体の6~7割を占めます。胎児診断の充実により複雑な心疾患が多いのが当院の特徴です。最終的にはフォンタン型手術(右心バイパス手術)を目指す単心室症、左心低形成症候群、肺動脈閉鎖症などが全体の3〜4割を占めています。

 

手術症例数

 

対象疾患 (2014年)

紹介時のお願い

●医療機関の方へ

 初診外来を予約後、受診していただきます。ただし、緊急を要する場合や診断に迷う場合は直接「小児心臓ICU」にご連絡ください。電話番号は 042-682-4111(小児心臓ICU、24時間対応)です。

 患者さんの受け入れにつきましては、小児心臓科外来を窓口としていますが、直接当科・小児心臓外科の外来を受診していただいても結構です。小児心臓科の外来は毎日(月〜土曜日)、小児心臓外科の外来は、月・水・木曜日です。また、当院ヘリポートへのヘリコプターによる搬送も可能です。

 

●患者さんへ

 初診外来を予約後、受診してください。予約は電話(外来予約センター 042-984-0474)もしくはWeb page上で行うことができます。もし、かかりつけ医の紹介状があれば、予約時に「紹介状がある」とお申し出ください。

 

外来予約センター

受付時間 : 8:30~17:00
月曜日から土曜日(日曜日・祝祭日・年末年始を除く)
TEL : 042-984-0474

 

緊急を要する患者さんのご紹介・ご相談は

小児心臓 ICU  042-984-4797(直通)または
042-984-4462 (小児心臓担当医直通)へお電話下さい。

 

胎児エコーのご紹介・ご相談は

埼玉医科大学病院の産科外来にて行っております。毎週火曜日と金曜日の午後です。電話( 049-276-1297 埼玉医科大学病院産婦人科外来)にて予約をお願い致します。
緊急の場合、小児心臓 ICU 042-984-4797(直通)に、お電話をいただき、胎児心臓病診断希望と告げていただければ担当者に連絡を取り、対応させて頂きます。当院の小児心臓科医が定期的に貴院にお伺いして胎児エコーを行なうことも可能です。ご遠慮なくご相談下さい。

地域連携への取り組み

「心臓病センター病診連携の会」や大学病院産科と協力して開催している「周産期病診連携セミナー」を通じて、当科の治療実績や新しい手術方法の紹介などを地域の先生方に報告しています。また、埼玉県内はもちろんのこと、県外の医療施設からの救急搬送をお受けしております。今後もさらに地域に根付いた交流の場を作っていきたいと願っております。

担当医師

診療部長、心臓病センター長、副院長、教授

鈴木 孝明

専門分野 先天性心疾患に対する外科治療、臓器移植、ハイブリッド治療
主な資格 心臓血管外科専門医、心臓血管外科修練指導者、日本外科学会指導医・専門医、日本移植学会移植認定医

教授

加藤木 利行

専門分野 先天性心疾患に対する外科治療、臓器移植
主な資格 心臓血管外科専門医、心臓血管外科修練指導者、日本外科学会指導医・専門医

准教授

枡岡 歩

専門分野 先天性心疾患に対する外科治療、成人先天性心疾患、補助人工心臓
主な資格 心臓血管外科専門医、心臓血管外科修練指導者、日本外科学会専門医

助教

保土田 健太郎

専門分野 先天性心疾患に対する外科治療
主な資格 日本外科学会専門医

外来医師診療表

 
初診

枡岡 歩

(午後)

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鈴木 孝明

(午前)

保土田 健太郎

(午前)

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午前
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鈴木 孝明

保土田 健太郎

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午後

枡岡 歩

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